種別 | 論文 |
主題 | 等価線形法によるひびわれ幅・ひびわれ間隔の解析的研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 藤井健知(武蔵工業大学学生) |
連名者1 | 吉川弘道(武蔵工業大学) |
連名者2 | 小玉克巳(武蔵工業大学) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 13 |
号 | 2 |
先頭ページ | 79 |
末尾ページ | 84 |
年度 | 1991 |
要旨 | はじめに RC部材は過度な引張荷重や曲げモーメントを受けると、引張部にひびわれが発生するが、工学的にはその発生強度よりひびわれ幅の大小がより重要な意味をもつ。本研究は、鉄筋とコンクリート両者の相互作用(付着応力〜すべり関係)に基づき、ひびわれ幅・ひびわれ間隔を解析的に定式化するものである。特に、付着応力〜すべり関係の非線形曲線を等価線形に置き換える方法を提案し、数値シミュレーションおよび実験結果との比較を行う。 結論 1)通例用いられる、付着の常微分方程式と線形な付着応力〜すべり関係から、ひびわれ幅・ひびわれ間隔の解析解を求めた。この中で、付着挙動を支配する、鉄筋とコンクリートの剛性、付着剛性、鉄筋量と周長などをただ1個のパラメータ、付着特性値として表現することが可能となった。2)さらに、非線形な付着曲線に対しては等価線形法により、上記の線形解をそのまま準用することができた。これにより、引張過程における、付着劣化を合理的かつ簡便に再現することができ、より現実に近いものとなった。3)本提案手法を実験結果と比較し、両者の良好な対応を確認することができた。ここでは、鉄筋比を再定義することにより、曲げ部材にも拡張することができた。 |
PDFファイル名 | 013-01-2010.pdf |