| 種別 | 論文 |
| 主題 | アルカリ骨材反応劣化コンクリートの補修工法に関する実験的研究 |
| 副題 | |
| 筆頭著者 | 宮本征夫（鉄道総合技術研究所） |
| 連名者1 | 堀孝廣（日産化学工業） |
| 連名者2 | 長尾之彦（新日鐵化学） |
| 連名者3 | 今西昭裕（太平工業） |
| 連名者4 | |
| 連名者5 | |
| キーワード | |
| 巻 | 14 |
| 号 | 1 |
| 先頭ページ | 933 |
| 末尾ページ | 938 |
| 年度 | 1992 |
| 要旨 | はじめに アルカリ骨材反応により劣化したコンクリート構造物の補修方法については、種々検討されてきているが、構造物の形態、劣化の程度、期待される耐用年数などに応じて、適切な補修材料、補修工法が選定されるまでには至っていない。本研究は、アルカリ骨材反応に対して抑制効果を有するアルカリ骨材反応抑制剤(亜硝酸リチウム)と、注入性、耐久性にすぐれた高炉スラグ微粉末を主材とした無機質注入材とを使用して、アルカリ骨材反応により劣化したコンクリート構造物の補修工法確立を目的として、注入材の注入性、接着性、亜硝酸リチウム水溶液の含浸方法について検討し、その結果を踏まえてアルカリ骨材反応抑制効果試験を実施したものである。 まとめ 改良された高炉スラグ微粉末を主材とする無機質注入材は、従来からある注入材に比べて収縮が小さく、高い接着力を有していることが認められた。無機質注入材への亜硝酸リチウムの添加は、3%以内であれば低温時を除いて注入性を損なわず、初期の強度を高める効果がある。亜硝酸リチウムをコンクリート内に含浸させる方法として、穿孔した注入口から低圧注入する方法が効果的であり、アルカリ骨材反応促進膨張試験の結果、適当な間隔で穿孔した注入口から亜硝酸リチウムを低圧注入により含浸させ、ついでその注入口から、無機質注入材を注入する方法の有効性が確認された。 |
| PDFファイル名 | 014-01-1161.pdf |