種別 | 論文 |
主題 | はり要素によるコンクリートの破壊解析 |
副題 | |
筆頭著者 | 伊良波繁雄(琉球大学) |
連名者1 | 和仁屋晴讙(琉球大学) |
連名者2 | 具志幸昌(琉球大学) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 16 |
号 | 2 |
先頭ページ | 15 |
末尾ページ | 20 |
年度 | 1994 |
要旨 | 1.はじめに 有限要素法でコンクリートのひびわれを解析する際、平面要素を用いて引張軟化の解析を行う方法は厳密であるが、計算コストがかかるという問題点がある。はり部材が曲げや軸力を受ける場合は、平面要素の代わりにトラス要素やはり要素のような一元要素を用いることができれば、計算コストや入力データの作成の大きな軽減になる。このために、筆者らはトラス要素やはり要素のような一次元要素を用いて、コンクリートの引張軟化を考慮した解析方法を提案した。解析例として切欠きを有するコンクリートはりの直接引張試験、コンクリートはりの曲げ試験のように、無筋コンクリートはりの破壊解析に適用した結果、実験値との一致は良好であった。本論文は提案した解析方法を急激に破壊する低鉄筋比コンクリートはり、引張破壊と圧縮域での応力-ひずみ曲線の非線形を考慮しなければならない鋼繊維補強コンクリート部材の曲げ破壊解析にも適用範囲を広げることが目的である。 4.まとめ 本論文では、はり要素を用いてコンクリートの引張軟化、圧縮域での応力-ひずみ曲線の非線形、鉄筋のひずみ硬化を考慮した解析方法を示した。解析の適用例としては低鉄筋比コンクリートはり、「コンクリート構造の破壊に関する共通解析および実験」における試験体の破壊解析を示したが、いずれも良好な結果を得た。はり要素で曲げ破壊の解析を行うときは、適用例から分かるように、いずれの解析でも3個の要素を用いて行われており、平面要素を用いた解析に比べ、入力データの作成や計算コストの点で大きな利点がある。 |
PDFファイル名 | 016-01-2001.pdf |