種別 論文
主題 塑性変形を考慮したRC骨組の極値設計
副題
筆頭著者 小阪義夫(名古屋大学)
連名者1 今井信宏(名古屋大学)
連名者2  
連名者3  
連名者4  
連名者5  
キーワード
3
先頭ページ 421
末尾ページ 424
年度 1981
要旨 1.まえがき
 慣用の構造設計を行う場合、一連の設計手順は試行錯誤的に進められ、構造設計の巧拙は設計者個々の経験および能力に大きく左右される。このような設計手順の反省から、ここ十数年来、電子計算幾の発達も相まって、種々の数理計画法を用いた極値設計いわゆる最適設計法が注目されている。最適設計に関する研究は、建築構造物の場合、鋼構造物については既に数多くの研究が行われ、多くの有用な結果が得られている。しかし、鉄筋コンクリート(以下RCと略記)構造物の場合には、部材がコンクリートと鉄筋から成る複合材であるうえ、部材のひび割れ幅制限や塑性ヒンジの回転限界ならびに部材の終局に至るまでの変形挙動等の数学的モデルの設定の困難さなどのため最適設計に関する研究は、それ程多く行われていない。また、RC構造物のこれらに関する研究の殆んどは、弾性解析結果に基づいて設計を行っているが、RC構造物は比較的低荷重の段階からひび割れの発生、進展に伴なう部材の剛性低下を生じ、その変形性状は完全な弾性挙動を示さなくなる。このため、より合理的な設計を行うには塑性変形挙動を考慮に入れた設計法が必要となる。本論文は以上のような観点から、RC架構特有の塑性層間変位挙動を考慮したRC骨組の最適設計のための解析法について述べ、考察を加えたものである。なお、RC骨組の最適設計のための基本仮定および解析法ならびに数値計算上の取り扱いについては、ここでは概要のみを示すに留める。詳しくは既報1)を参照されたい。
PDFファイル名 003-01-0106.pdf


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