種別 |
報告 |
主題 |
2016年熊本地震により被災した鉄筋コンクリート造庁舎の柱梁接合部に関する検討 |
副題 |
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筆頭著者 |
齋藤真也(東京大学) |
連名者1 |
向井智久(建築研究所) |
連名者2 |
塩原等(東京大学) |
連名者3 |
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連名者4 |
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連名者5 |
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キーワード |
beam-column joint、Kumamoto Earthquake、reinforced concrete、柱梁接合部、熊本地震、鉄筋コンクリート構造 |
巻 |
40 |
号 |
2 |
先頭ページ |
1039 |
末尾ページ |
1044 |
年度 |
2018 |
要旨 |
2016年熊本地震では,旧耐震の5階建鉄筋コンクリート造庁舎が部分崩壊した。被害要因特定のため,弾塑性増分解析と実被害との比較並びに柱梁接合部の現行耐震規定への適合性を確認した。水平耐力は許容応力度設計の地震力を上回っていた。柱はせん断破壊型であったが,実被害でせん断破壊は確認されなかった。4階の内柱の柱頭と柱脚で柱梁接合部が大破していたが,入力せん断力レベルは現行規定の制限値を下回っていた。柱梁曲げ強度比が1に近いので接合部降伏が起こり,柱梁接合部内の非拘束のコンクリートが脱落し柱主筋が座屈し,柱が構面外にはみだして,軸力保持能力を失い部分崩壊に至ったものと考える。 |
PDFファイル名 |
040-02-2174.pdf |