種別 論文
主題 ポリマーセメントモルタルの変形特性の温度依存性
副題
筆頭著者 大浜嘉彦(日本大学工学部)
連名者1 白石田和彦(日本大学大学院)
連名者2  
連名者3  
連名者4  
連名者5  
キーワード
5
先頭ページ 169
末尾ページ 172
年度 1983
要旨 はじめに
現在、ポリマーセメントモルタルは、その優れた性能を利用して、床材、接着材、防水材、防食材、舗装材などの建築、土木材料として広く使用されている。しかし、ポリマーセメントモルタルは、その組織中にポリマーが導入されているため、普通セメントモルタルに比べて、その性質の温度依存佐が大きいといわれる。そこで、本研究では、ポリマーセメントモルタルについて、各種温度条件下で曲げ荷重−たわみ関係及び圧縮応力−ひずみ関係を求め、その変形特性の温度依存性について検討する。
総括
(1)20℃以上の試験温度では、試験温度の上昇に伴い、ポリマーセメントモルタルの最大たわみ及びタフネスは減少し、この傾向は、ポリマーセメント比の高いものはど著しい。
(2)一般に、ポリマーセメントモルタルの弾性係数は、ポリマーセメント比が高いはど小さく、試験温度の上昇に伴って減少し、ポリマーセメント比によるその差異は大きくなる。ポリマーセメントモルタルの最大圧縮ひずみは、ポリマーセメント比の高いものほど大きく、試験温度の上昇に伴って減少するが、いずれも普通セメントモルタルのそれを上回っている。
(3)高い試験温度におけるポリマーセメントモルタルのたわみ、タフネス、弾性係数及び圧縮ひずみの挙動は、温度依存性の大きいポリマー成分がモルタル組織中に導入されていることに基づくものと推察される。
PDFファイル名 005-01-0043.pdf


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