種別 論文
主題 ポリマー超速硬セメントコンクリートの諸性状と現場への適用
副題
筆頭著者 大塩明(小野田セメントセメント研究所)
連名者1 古田誠剛(小野田セメントセメント研究所)
連名者2 岡田光芳(小野田ケミコCR事業部)
連名者3 関野一男(小野田ケミコジェット事業部)
連名者4  
連名者5  
キーワード
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先頭ページ 265
末尾ページ 270
年度 1987
要旨 1.まえがき
橋梁、道路などのコンクリート構造物の補修材料として、ポリマー超速硬セメントコンクリートが用いられるようになってきた。ポリマー超速硬セメントコンクリートは、超速硬セメントとポリマーディスパージョンを用いて、骨材を結合したコンクリートであり、早期に強度を発現する超速硬セメントコンクリートに、ポリマーの特性を付与して性能改善を目ざしたものである[1]。
本報告は、ポリマー超速硬セメントコンクリートの諸性状を把握するために、ポリマーセメント比を変化させて実施した強度、乾燥収縮、水密性、耐摩耗性、塩素イオン浸透に対する抵抗性および耐薬品性の試験結果を、通常用いられているポリマー無混入の超速硬セメントコンクリート(以下、超速硬セメントコンクリートという)と比較検討したものである。さらに、これらの実験結果を踏まえて道路の薄層舗装工事に超速硬セメントコンクリートを適用した施工例を紹介する。

5.結論
ポリマー超速硬セメントコンクリートは、通常の超速硬セメントコンクリートと比べて、ポリマーセメント比5%程度で曲げ強度および引張強度、若材令の耐摩耗性を増進させ、さらに、引張変形能力、接着性、塩素イオン浸透に対する抵抗性および耐薬品性について著しく改善し、乾燥収縮を低減させるなど、性能面で大幅に超速硬セメントコンクリートを向上させる。道路の薄層舗装工事においても、それらの優れた性能を発揮したことから、今後、道路補修材、海岸地域のコンクリート構造物の補修材などへポリマー超速硬セメントコンクリートが広く使用されることが期待される。
PDFファイル名 009-01-1046.pdf


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